ひろろとひろろファームのこと 

ブログ開設しました!

このブログ【ひろろファーム】は、畑のように、種をまき(経験談や思いを書くことで)、大事に育て(興味のある方と繋がって)、収穫することができる(このブログを読んでくだっさた読者様と自分にとって良いものとなる)ようなものにしたいと考え名づけました。そしてこのブログが繰り返し実りの多い畑となるように自分はもちろん、みんながよりよい生活を送れるようになるよう(大袈裟(;・∀・))しっかりと管理していきたいと思います。

【ひろろ】は、北海道旭川市在住の40代の介護福祉士です。

 そもそものブログ開設の切っ掛けは、1年前の2021年1月に若年性認知症だった父が亡くなり自分の介護生活を改めて考え直す時間が増えたことで、同じような経験をされている方や、されていた方、そしてこれから経験するかもしれない方、興味がある方に、誰かの知りたい情報として形に残せるかもしれないと思い、自分自身を振り返るのにも良いツールかなと思ったので始めてみました。

 父と過ごした経験(若年性認知症で在宅での介護生活20年)、介護職としての経験、そしてこれからの経験の上積みについても書き綴っていくことで、さまざまな読者様にも何か共感できるものが有れば良いななんて思ったりもしています。

 初めてブログなんてものに手を出して、ページの作り方もままならないまま見切り発車でスタートしてしまいましたが、それもこれからの経験で上達し、伝えたいことをより伝わりやすい表現ができるようにしていきたいと思いますので、読みずらいブログかもしれませんが、今後に期待をして(?)読み進めてくだされば幸いです。

改めて【ひろろ】の簡単なプロフィールを書きたいと思います。

【ひろろ】は、生粋の道産子で産まれは道北のそばが有名なある村で、伸び伸びと心も体も大きく育ちました。村の小学校に入学したのも束の間わずか3か月で、父の仕事(手紙を配達する仕事)の転勤により同じ道北の動物園が有名になった人口30万人強の旭川市、の隣町の鷹栖町という町に引っ越しまして、そこで大学進学までを過ごします。大学進学により道都札幌市に住むことになり、初めて都会っぽい空気を吸うことができました。

大学卒業後は育った町にもどり社会人となりました。

 そのころから父親が50代前半の若さで(症状は40代後半くらいから…って今の自分と変わらない年齢じゃないか⁉)若年性アルツハイマー病による認知症(血管性も含む)となるも、最初の数年はよく病気のこともわからず、父のことも理解できずに、喧嘩したり無関心でいることで距離をおき、父の世話は母にまかっせっきりでいました。

 それでも、日々の父と母の言い争いの渦中にいると、『介護殺人』の様相を呈してきていたのを感じ、さすがにこのままではまずいかな?自分も介護に携わって何か役に立てないかな?と思うようになった矢先、父が脳の大きな血管の脳梗塞で緊急入院する事になりました。その時点で発症から10年以上経過していたのですが、この時の脳梗塞がきっかけで、父の人格が一変することになりました。それには、母のちょっと独特の対応がしっかり効いていたのだと後から知ることになるのですが、それはまた別の機会に話したいと思います。

 父の人格が一変したことで、しょっちゅう怒っていた父がよく笑う父に変わり、話す内容も面白いことを言うことが増え、私たち家族をはじめ、周囲の人も笑うことが増えました。身体的な麻痺や認知能力の衰えは進行していくけど、この愛されキャラに変貌を遂げた新しい父は、それまでの敵対すべき父ではなく、そして外的な悪環境と言える様々な偏見などから守っていかなければならない父となり、自分も10年ほど勤めた会社を辞め、介護職の世界に腰を据えて、父との時間の確保と、父の病気の理解を深めていくこととなります。

 その後8年が経過し、その間も色々ありましたが、最期は精一杯父が人生を全うし、私たち親(母)子も、長年お世話になった病院のご協力も有って、精一杯の自宅での介護をやり遂げることができ、お互いに満足のいくお別れをする事が出来たと思っています。本当に心から素直に、父に、「ありがとう」と、「今まで本当にお疲れ様」って言葉が自然に出てきました。

 その父との別れから1年あまりの時間が経過し、冷静に振り返ることができるようになったことで、現在自分が携わっている高齢者介護の仕事や、北海道や旭川市での若年性認知症の人と家族の会や、北海道全域を対象にした若年性認知症の親を持つ子供世代の集いでの活動や経験、それに日々思っている認知症介護についてのことなども、書き残していこうと思いました。

 ブログを始めた1番の目的は、認知症がもっとポピュラーで特別なものではない事を沢山の人に知ってもらいたいのと同時に、誰もが認知症になった時に残りの人生を楽しく有意義に生きることができる社会にしたい、そんな思いがあるからです。

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